洋菓子屋さんを開業したい場合|札幌市では製造工程表が必要です

洋菓子屋さんを開業したい場合は、菓子製造業の営業許可申請書を提出して許可を得なければなりません。

洋菓子とは、明治時代初期以降に海外から伝えられたお菓子です。

洋菓子には、チョコレートやキャンディー、ガム、ポテトチップス等お菓子の第一印象的なものもあれば、ケーキ屋さん等で売っているショートケーキやロールケーキ、シュークリーム、マドレーヌ、マカロン、スフレなども洋菓子になります。

洋菓子を生地や製品の種類によって分類すると、表のように分類することができます。

スポンジ生地ではパータ・ビスキュイやパータ・ジェノワーズ、ビスケット生地ではパータ・フォンセやパート・ブリぜ、卵白生地ではムラング・オルディネールやムラング・シュイス等の基本生地があり、これらの生地等は色々な原材料を混ぜて作られます。

原材料には、餅粉や小麦粉、砂糖、卵といった菓子には欠かすことのできないものもあれば、酒や果物、添加物といった物まで菓子作りに使われることもあります。

これらの原材料は、職人さんたちが湯煎しながら混ぜる、チョコレートのテンパリングをする、生地を折りたたんで冷蔵庫で冷やしてからまた折りたた む、オーブンはあらかじめ何度に予熱して何分焼くなど温度調整や時間の厳守、アイシングやトッピングなどきめ細かな作業をこなし、おいしいお菓子となりま す。

おいしいお菓子が出来上がったとしても気になるものが原材料にある添加物です。

添加物の使用によって我々の食生活は向上しましたが、その反面、添加物そのものに発がん性があり、又、添加物を製造する過程で不純物が混入し、その不純物が人体に危害をもたらすなど、深刻な事態を招くこともあります。

菓子製造業の営業許可申請書を提出する場合、添付書類として製造工程表を提出しなければなりませんが、添加物を使用する場合、製造工程表に記入しなければなりません。

以下、添加物についてみていきましょう。

  • キシリトール

口の中に入れたら冷涼感がしますが、甘味料です。

  • 炭酸水素ナトリウム(重曹)

生地を焼いている最中にガスを発生させ、生地を膨らませます。膨張剤として使用します。

  • L-アスコルビン酸

食品表示上ビタミンCという名でも通っています。ビタミンCと言うだけに栄養強化の目的で使用することもありますが、酸化防止剤として使用することもできます。又、ビタミンCと表示することができる添加物はほかにもございます。

  • 次亜塩素酸ナトリウム

漂白剤として使用します。この場合、ゴマの漂白には使用しないでください。ほかにも殺菌剤として使用できますが、むしろこちらの方で大活躍していま す。最大の利点はノロウイルスに有効であるため、食品工場や調理場、医療施設に福祉施設などの殺菌消毒等広く使われています。嘔吐物を処理する場合に使用 することが推奨されています。使用する場合は、肌についた場合、目に入った場合、飲み込んでしまった場合などの対処法を守り、安全にご利用ください。

 

洋菓子屋さんを開業する際は、申請書類、添付書類を作成、収集して提出しなければなりません。

行政書士多田代書事務所では、洋菓子屋さんを開業する際に必要な申請書類、添付書類を作成、収集、提出を申請者に代わって行います。

まずはお問い合わせからどうぞ。