パン屋さんを開業したい場合|札幌市では製造工程表が必要です

パン屋

パン屋さんを開業したい場合は、菓子製造業の営業許可申請書を提出して許可を得なければなりません。

製造業の許可申請書を作成する場合、添付書類として製造工程表を作成して、営業許可申請書と一緒に提出しなければなりません。

製造工程表とは、原材料から製品が出来上がるまでの作業の手順を現した表のことで、パンを作る場合には、原材料をこねくり混ぜる混捏から発酵、焼き上げる焼成など、各種工程を順序に従って記入する必要があります。

パンの製造工程と言ってもパンの種類や作り方などによってさまざまな工程があります。

 

ではここで、パンを色々な角度から分類してみましょう。

まずは国別から、フランスパンはこのままの名前で有名ですし、それ以外にもドイツやイギリス、アメリカなどでも独特のパンがありますし、日本にも日本発祥のパンとして、あんぱん、クリームパン、メロンパンなどがあります。

使用する粉により、小麦パン、ライ麦パン、米粉パンなどがあります。

加熱方法により、焼きパン、揚げパン、蒸しパンなどがあります。

出来上がりの状態別により、硬焼パン、食パン、ロールパン、菓子パンなどがあります。

以上のように分類していくときりがありませんが、これらの分類は一般の方でも見た目や味、食感によってわかりますが、一般の方でも見た目等ではなかなかわからないものとして、製パン法の種類があります。

製パン法の種類としては、直捏法、中種法、液種法、冷蔵法、冷凍法等々あります。

それではこれから直捏法でベーグルを作った場合の製造工程表を作成していきましょう。

 

ベーグルの作り方

 

材料

  • 強力粉
  • ドライイースト
  • グラニュー糖
  • ショートニング
  • モラセス
  1. 材料を計量したら混ぜ、弾力が出るまで捏ねます。
  2. 捏ね終わったら一次発酵させます。
  3. 一次発酵が終わったら、中に溜まったガスを抜き、分割して丸めて休ませます。
  4. 休ませた後、リング状に形を整えて二次発酵させます。
  5. 二次発酵後、片面30秒ずつお湯で茹でます。お湯にモラセスを入れます。
  6. ゆで上げた後にオーブンで焼きます。
  7. 焼きあがったら、冷まします。
  8. 出来上がり。

 

 

 

上記のような工程でベーグルを作った場合の製造工程表は、図のようになりますが、製パン法の種類や、加熱方法の別、フィリングの入れ方などにより右図とはまた違った製造工程表になることでしょう。

 

パン屋さんを開業する際は、申請書類、添付書類を作成、収集して提出しなければなりません。

行政書士多田代書事務所では、パン屋さんを開業する際に必要な申請書類、添付書類を作成、収集、提出を申請者に代わって行います。

まずはお問い合わせからどうぞ。