食品衛生法|食の安全、施設基準・管理運営基準を守りましょう

石屋製菓
衛生管理の行き届いた工場内の様子 白い恋人パーク

 

人は皆生きる為に物を食べたり飲んだりしていますが、この飲食物が腐っていたり汚れていたりしたらどうでしょうか、異物が混入していたり寄生虫がついていたりしたらどうでしょうか。
この様なものを食べてしまったら体に悪影響を与えてしまいます。

腐っていたり汚れていたりした物には、色々な菌やウイルスが付着して、これを食べて体の中に入ると、腹痛や下痢、嘔吐、発熱などを起こし、異物が混 入している物を食べたら口の中やおなかの中がけがをしてしまう、寄生虫のついている物を食べてしまったら体の中が食われてしまいます。

また、食品を取り扱う事業者の不法行為として、腐った冷凍肉の輸入、産地や製品の偽装、消費期限切れや一度提供したものの再使用などが行われています。
この様な事が頻繁に起こったら安心して食生活を送ることなどできません。

食品を加工したり調理したり販売したりする場合は食品衛生法上の許可を得て、衛生基準などを守って食に起因する危害が発生しないよう食の安全を徹底し、食に対する安心を提供していかなければなりません。

食の安全を徹底する為に食品を取り扱う事業者は、事業所の建物の構造や設備など衛生面上必要な施設基準に定められた設備などを設置しなければならな い事と、事業所で働く方には、手洗いや作業着、頭巾、マスク、手袋の着用、器具の洗浄、食品等の管理などについて管理運営基準を定めて衛生的に行うように しなければなりません。

さらに近年では、管理運営方法として、HACCP(ハサップ)方式を導入することが推進されています。

HACCPとは、Hazard Analysis and Critical Control Point 「危害分析重要管理点」の略で、アメリカのアポロ計画において、米国航空宇宙局(NASA)とアメリカの食品企業との協力のもとに、宇宙食の安全性を飛躍 的に高め、宇宙飛行士の食中毒の発生を回避する為に開発された方式です。

これから食品を取り扱う事業を始めようとお考えの皆様、又、今現在も食品を取り扱う事業を行っている皆様も、衛生面にはしっかりと気を配りながら営業して頂きますようよろしくお願いいたします。